2004年7月に結城さんが書いた記事
デスマーチの起きる理由
マネージメントレベルからみた制約理論。マネージャ同士が協力し合わない理由が、あるデスマーチを支えているということを示している。何故、デスマーチになるのか、というよりも、デスマーチになったプロジェクトがどうして回復できないのか、何故プロジェクトはデスマーチであり続けるのか、という証明をしている。…なので、微妙のところを突くと、デスマーチの救済策ではあるのだが、デスマーチにならない方策というものではない。
が、プロジェクトのスループットを上げる=プロジェクトを納期以内に終わらせることによって、次のプロジェクトに着手ができる、という意味が明確になれば、マネージャ自身の評価は、いかに大変なプロジェクトを切り盛りするか、という後ろ向きな経営方針そしてマネージャに対する評価のゼロサムゲームから抜け出し、プロジェクトを計画通りに終わらせる、プロジェクトがきちんと終わるような見積もり&計画を立てるという能力を発達させることができるだろう、という気がする。
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当時、ゴールドラット著「ザ・ゴール」が流行っていて、小難しい話を小説風に解説する、という記事がいくつかあった。この、「デスマーチの起きる理由」を巡ってもいくつか議論があったのだが、今考えると、
- 当時、結城さんも部外者(デスマーチになるプロジェクトにリアルな段階で関わっていない)
という点で、外側からの指標にしかならない(これは、結城さんという立場の限界でもある)。
で、今、私は「会社という組織から抜けた身」なので、「デスマーチ」を語る資格はない。現状、デスマーチに織り込まれてしまっている方々に対する言葉は、「参考意見」でしかない。
が、あえて言えば、
デスマーチとなる匂いを察知せよ。
察知して、あなたが「責任者でなければ」、逃げる方策を考えよ。
察知して、あなたが「責任者であれば」、デスマーチの核となる人(必ず人が原因)を「排斥せよ」。
としか言えない。
それくらい「デスマーチ」は「デス=死」を意味するし、身体的にも精神的にも病気になるし、人生の無駄と言えるぐらい恐い。
もちろん、この不況下に転職先があるだろうか?という不安も募る。
- 第一の方法は、会社を辞めずに、デスマーチプロジェクトを回避する。
- デスマーチプロジェクトに放り込まれたら、避けるのみ。
- 核になってしまったら、「病気」になって、辞めることも考えろ。
という流れがよい。
後ろ向きだが、墜落しつつある旅客機の乗客は、旅客機を助けられない。あなたが映画のヒーロー/ヒロインでなければ。
